シンガポールの街中で入国自動化ゲート(FTP)利用申請
2019年8月28日、シンガポール移民局は(ICA)が、日本の旅券保有者の一部を対象に、出入国審査の自動化ゲートを利用できるようにした。条件を満たす旅券保持者がシンガポール国内で手続きを済ますと、旅券のスキャンと指紋認証だけで出入国ゲートを通過できるようにする。2019年8月28日NNAの記事より
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この自動化ゲートを利用できるプログラムはFTP(Frequent Traveller Programme) といい、シンガポールのICAのWebでも紹介されています。
https://www.ica.gov.sg/enteringanddeparting/visitor/ftp
チャンギ空港やセカンドリンク、ウッドランズのイミグレーションで1時間近く並んだ経験が何度かあります。数年前に出国に関しては自動化になっていましたが、入国に関してはまだの状態でした。香港のように外国人にも自動化の利用を広げて欲しいと思っており、今回ようやく実現したということになります。ただし全ての日本のパスポートを保持しているか方が申請できるわけではなく、条件があります。
FTP(Frequent Traveller Programme)に申請できる条件
①6歳以上で日本のパスポートを保有
②パスポートの残存期間が6ヶ月以
③過去2年以内に少なくとも2回以上シンガポールを訪問している
①と②は条件をクリアーできる方は多いと思いますが、問題は③の過去2年以内に2回以上の訪問がネックとなりそうです。ちなみに香港の自動化ゲートは過去1年以内に香港空港から3回入国履歴がある方が申請できます。3回目では申請できず4回目以降から申請可能となります。香港の条件に比べるとシンガポールの条件は格段に緩いと感じます。香港の場合は航空会社のステータスを保有していれば申請できるという方法もありますが…
シンガポールの自動化ゲート利用、私の場合はどの条件もクリアーしていることから2019年9月の訪問時に申請してみようと考えておりました。そこで申請場所などを調べてみると
ICA Building
平日8:00~17:00、土曜日8:00~13:00、日祝は休業
チャンギ空港T3(制限エリア内)
平日8:00~17:00、土曜日8:00~13:00、日祝は休業
ウッドランズ
平日8:00~17:00、土曜日8:00~13:00、日祝は休業
セカンドリンク
平日8:00~17:00、土曜日8:00~13:00、日祝は休業
申請できる場所は4ヶ所、ICA Building、チャンギ空港T3(制限エリア内)、ウッドランズ、セカンドリンク、時間はどの場所も同じで、平日8:00~17:00、土曜日8:00~13:00、日祝は休業となっております。
ここで少し問題が発生しました!通常なら空港の制限エリア内で申請するのが一番らくだと思われます。ところが私がメインで利用しているANAのチャンギ空港到着時間を調べてみると、NH841便 17:15、NH843便 6:40、NH801便 00:25、NH803便 23:15となり、ほぼ空港内で申請するのは無理となります。唯一6:40到着のNH843なら、制限エリア内で1時間強の時間を潰せば申請可能かもしれません。
到着便での申請が無理だと分かったため、出発便で申請できないか調べてみました。ANAの出発便はNH842便 10:50、NH844便 22:20、NH802便 06:35、NH804便 00:40となり、唯一NH842便に搭乗するときだけ申請できる時間帯に空港内に滞在することになります。ただし申請場所がT3のために出国後にT3に移動する必要があります。搭乗手続きを行った後、T3に移動してから出国でも大丈夫かもしれません。
空港での手続きが時間的に制約があるため、それならば市内のICA Buildingで申請するのが最善かと思われます。
しかしICA Buildingでの申請、事前にe-Appointmentから予約が必要となります。
e-Appointment予約リンク:https://eservices.ica.gov.sg/ibook/index.do
e-Appointmentの予約方法です。
Visiter Application for e-IACSを選択し、次にTravel Document Noを選択、自分のパスポート番号を入力しJAPANESEを選びます。
次にSubmitを選ぶと画面が変わり、アポイントの日時を選ぶ画面になります。
日時を選んで次に行くと最後にバーコードが表示された画面になります。
このページを印刷して持っていく必要があります。
次に申請用紙を印刷し、記入してもって行きます。記入済みの申請用紙を持っていくと手続きが楽になります。
申請用紙はこちら:https://www.ica.gov.sg/docs/default-source/ica/forms/application-form-for-frequent-traveller-programme.pdf
申請用紙の記入自体は1枚目がほとんどですが、2枚目に申請日、サインをする場所があるので、2枚目も持っていく必要があります。
e-Appointmentのバーコードの印刷された予約票、記入済みの申請用紙(2枚)となります。
ここまで準備ができれば、後はシンガポールに行ってICA Buildingに行くのみとなります
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ここからは実際に私が申請した内容をお伝えいたします。
私が予約したのは2019年9月23日の11:15、ICA Buildingには11:00頃に到着しました。
ICA Buildingの場所はこちら
地下鉄のラベンダー駅の出口の隣のビルがICA Buildingとなり、迷うことは無いと思います。
シンガポール滞在時にシンガポールのおば様に聞いたところ、ここでシンガポール人はパスポート申請などを行うそうでう。当日もビルにはかなりの人が訪れていました。日本でいうなら運転免許証センターみたいな感じの人の多さです。ビル周辺及びビル内は撮影禁止のため、ここからは写真がありません。文章のみでの説明となります。
ビル到着後、エスカレーターかエレベーターで4階に向かいます。
4階到着後、受付機(細長い機械が2台ありました)に印刷してきたe-Appointmentのバーコードを読み込ませます。
受付票が発券され、書かれているroom番号の近くで待つように書かれております(roomとはデスク番号のこと)
モニターにて番号の呼び出しがあり、呼び出されたら書いてある番号のデスクに行く
自動受付記で発券された受付票です。
デスクに行くと担当官は既にある程度の内容は把握済みで、シンガポールへの入国目的は?と聞かれました。私の場合は観光なためサイトシーイングと答えました。そして次に記入済みの申請書ある?と聞かれました。下書き!と思って記入しておいた申請用紙を渡すと、2枚目はどうしての?2枚目に日付とサインが必要なんだけど…と言うではありませんか!私は2枚目が単なる案内だけかと思って印刷してきませんでした。すると担当官が2枚目だけをくれ、ここに日付とサインして!となりました。
申請用紙に記入後に自動化ゲートの説明を受けます。今後は入国カードが必要なくなる、パスポートに入国スタンプは押されない…などなどです。その後、左右の親指の指紋を登録するため親指の指紋採取です。全て完了するとパスポートの裏側の方にFTP(Frequent Traveller Programme)に登録したスタンプを押してくれます。
これで手続きは終わり、次回の入国から使えるから!と言われました。次回はエアショーで来るよ!と担当官に言ってその場を後にしました。
一連の流れがこの様になりますが、ビルに入ってからビルを出るまでおおよそ20分程度でしょうか。申請方法はそれほど難しくなく、これで自動化が利用できるようになるならば、大変良いと思いました。
実際の利用は次回のシンガポール訪問からとなるため、今から次回のシンガポール行きが待ち遠しいです
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